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    合併制度とは?基本の制度解説

    合併制度とは

    合併とは、2つ以上の法人が合併して、1つの新しい企業を作ることを指し、M&Aの手法の一つです。(会社法第二章第一節第七百四十八条)

    第七百四十八条 会社は、他の会社と合併をすることができる。この場合においては、合併をする会社は、合併契約を締結しなければならない

    合併は、企業が市場シェアを拡大したり、新しい市場に進出したり、業界内での競争力を強化するために行われることがあります。合併は、異なる種類の方法で行うことができます。一般的な合併の形態には、以下のようなものがあります。

    1. 同格合併:2つ以上の企業が互いに同等の条件で合併すること。
    2. 吸収合併:1つの企業が、もう1つの企業を買収して、経営権を取得すること。
    3. 新会社設立型合併:2つ以上の企業が、新しい会社を設立して、その会社に吸収合併すること。

    会社合併のメリット

    会社合併には、以下のようなメリットがあります。

    1.規模の拡大:企業の規模が拡大し、市場シェアの拡大や競争力の強化される
    2.生産性の向上:生産プロセスの改善や設備の共有、生産ラインの合理化などが実現し、生産性の向上する
    3.経済的なメリット:コスト削減やリスク分散などの経済的なメリットが期待できる。例えば、人件費や広告費、研究開発費用などが削減できる可能性がある
    4.顧客基盤の拡大:多様な製品やサービスを提供することができるようになり、新しい市場への進出や、顧客基盤の拡大が期待できる
    5.グローバルな展開:合併によって、海外進出やグローバル展開が可能になる場合がある。そのため、グローバルな競争力を持った企業を目指すことができる

    会社合併のデメリット

    上記のようにメリットが多い反面、会社合併には、以下のようなデメリットもあります。

    1.統合にかかるコスト:合併には、合併に関する手続きや法律問題の解決、システムの統合など、多くのコストがかかる
    2.従業員のリストラ:業務の重複や効率化が進められ、従業員のリストラが発生することがある。それによって、従業員の離職や採用コストが増加することがある
    3.統合に伴う文化の違い:異なる企業文化を持つ企業が統合されることがある。そのため、文化の違いによっては、従業員の意欲低下や、意見の相違からトラブルが発生する可能性がある。
    4.財務面のリスク:業績不振の企業を引き継いでしまうことがありえる。この場合、企業全体の業績が悪化するリスクがあるため、財務面のリスクが高まる
    5.企業価値の低下:合併が成功しなかった場合、企業の評判が低下し、企業価値が下がる可能性がある

    まとめ

    ・合併には市場シェアの拡大や競争力の強化、企業利益の増加などが期待できるメリットがある
    ・一方で文化の違いや、経営陣や従業員の抵抗などにより採用コストの上昇や、システムの統合なので財政面でのコスト増加がデメリットとして挙げられる
    ・デメリットを限りなく排除し、メリットの多い合併に取り組む際には、慎重な計画と戦略が必要である

    手続きのご依頼・ご相談

    本日は、「合併」について解説しました。合併に関するご相談は永田町リーガルアドバイザーまでお問い合わせください。