J-REITと私募REITの比較
【1分で簡単に】J-REITと私募REITの違いをわかりやすく解説
現物不動産に投資をする際のリスクや手間を解消しながら、少額で不動産投資ができる不動産ファンド。
この不動産ファンドには、「公募型(J-REIT)」と「私募型」の2種類があります。
このコラムでは、不動産ファンドにおける「公募型(J-REIT)」と「私募型」の違いを簡単に解説していきます。
REITとは?
REIT(リート)とは、投資家から集めた資金で不動産に投資し、その投資で得られる収益を投資家に分配する投資形態です。一般的に「不動産投資信託」とよばれています。
現物不動産への投資と異なり、少額から投資できるので分散投資が可能です。投資家は、REITを通じてさまざまな不動産のオーナーになることができますが、運用は、不動産投資のプロに任せることができ、手間をかけずにその投資利益を享受することができます。
公募型(J-REIT)と私募型
不動産ファンドには、大きく分けて「公募型(J-REIT)」と「私募型」の2種類があります。
公募型(J-REIT)とは、不特定多数の投資家を対象に投資の募集をかけることで、個人投資家が気軽に投資できるような仕組みのことを指します。
上場しているのがJ-REITの大きな特徴で、不動産の価値だけでなく、金利や経済の影響を受け価格が変動します。換金もしやすく流動性も高いです。
一方私募型とは、主に50人未満の少数の投資家に募集をかけて不動産を運用する仕組みになっています。
J-REITと違い、上場はしていないので、金利や経済の影響を受け価格が変動することは基本的にありません。不動産そのものの価格を適切に反映できるのが特徴的です。
一方で、換金のしづらさや流動性の低さも、私募型の特徴となっています。
【比較】J-REITと私募REITの違い
J-REITと私募REITの違いを表にまとめました。
J-REIT | 私募REIT | |
上場の有無 | 上場している | 上場していない |
価格変動 | 大きい(金利や経済の影響を受けやすい) | 小さい(金利や経済の影響を受けづらい) |
最低投資額 | 数万円〜 | 1億円〜 |
流動性 | 途中解約可(市場で売買できる) | 途中解約可(転職先を探す必要がある) |
私募REITは最低投資額が1億円以上に設定されているケースが多いので、プロ向けの投資商品であるといえます。
まとめ
不動産ファンドには、大きく分けて「公募型(J-REIT)」と「私募型」の2種類があります。
最低投資額を考えると、一般投資家であれば、公募型(J-REIT)に投資するケースが多いといえます。
不動産ファンドに関するご相談は、永田町リーガルアドバイザーまでお気軽にお問い合わせください。
手続きのご相談・ご依頼
当社は金融商品取引業務を中心に業務を提供しています。ファンドの組成・スキーム検討等についてのご相談は永田町リーガルアドバイザーまでお問い合わせください。